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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
まだまだ、暑い日が続きますが如何お過ごしでしょうか。
こんなに暑い日が続きますと、車にも大変な負担が
かかってしまいます。
水冷車の場合は、ラジエーターで冷却水を冷やさなければ
なりませんので、空気を送る電動ファンは大忙しです。
そんな中、電動ファンが回らず水温が高めになっている
車が入庫しました。
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早速、電動ファンモーターを取りはずして見ました。
外見を見る限り、大きな損傷などは無く綺麗です。
しかし、コネクターに直接電気を送りましても
やはり回りません。
回らない原因は、内部に有るようです。
早速確認してみます。
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モーターを開けてみました。
外見とは打って変わって全体的に黒く汚れております。
只、焦げている様な後はございませんので、
ショートとかが原因ではなさそうです。
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フランジの部分になります。
電動ファンモーターは、車を走らせる限り
常に作動しているものになりますので、
想像以上に酷使されております。
しかもフランジとコア部分は、電気を流す為
高速回転しながら常に接触しております。
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コアの部分も、やはり黒く汚れております。
高速で接触しておりますので、
長く使用しておりますとフランジとコアの
双方が摩耗します。
コイルの部分も黒く汚れておりますので、
相当使用されて来たのかと思われます。
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モーターを開けた時から、
フランジとコアより摩耗した粉が
大量に出てまいります。
外見から見るだけでは分からない部分です。
粉が多いという事は、それだけ摩耗が
進んでいたという事になります。
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コアの部分を横から見てみますと、
フランジと接触していた部分が摩耗して
窪んでいるのが分かります。
電動ファンを回す為に、常に電力を受け
仕事をしておりますので、
粉も大量に出てしまいます。
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フランジの部分は、予め摩耗する事は
分かっておりますので、フランジとコアが
摩耗した場合に備えて摩耗した分を
バネにてフランジを押し出し、コアと接触
させ続ける構造になっております。
これによって、モーターを使用する度に
少しづつ少しづつ摩耗して減っていく
部分を補って回転し続けます。
しかし、それにも限界は有りフランジを
バネで押し出し切ってもコアと接触
出来なくなりますと、モーターは
回転しなくなります。
これは、突然起こり得ることなので
水温が高い等、気になる事が
ございましたら、お早目の点検を
お勧め致します。
それではまた。
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