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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part110】

最終更新日2020/06/01
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧いただきまして誠にありがとうございます。

最近、暑くなってまいりましたが熱中症等には

お気をつけて頂ければと思います。

そんな中、この写真は暑い時に空冷エンジンには

非常に重要なクーリングファンになります。

エンジンの上に乗っかております見慣れたものです。
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クーリングファンの裏側になります。

クーリングファンは、ファンハウジングに囲まれており

その隙間は、非常に小さく回転のバランスは非常に需要です。

その為、裏側には回転バランスを取るのに丸く削り

バランス調整を行っております。

一つ一つのクーリングファンの削られ方は

異なり同じ物はありません。
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このクーリングファンが付いておりました車輛は、

エンジンを掛けると何やら金属どおしが擦れている様な

音が聞こえておりました。

それを調べていきますと、このクーリングファン

に行きつきました。

通常、ファンの部分はハウジングに触れる事は

ありませんので、汚れることはあっても

傷ついたり、欠けたりする事はありません。
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通常、クーリングファンがファンハウジングに触れて

しまう様な場合、大体はファンを支える中心の

ベアリングにガタ来ている事が多いのですが

このファンのベアリングはそんなにガタが

きている様には見えません。
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しかし、一部のファンには根元の部分に亀裂が入り

塗装が剥げてしまっている部分もございます。

この亀裂が入ってしまっているファンは、

塗装にも何がぶつかったのかはわかりまんせが、

欠けております。
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ファンの先端部分を見ますと、ハウジングに当たり

削れてしまっているのがよく分かります。

この状態で、このファンを使い続けますとファンも

ハウジングも両方ダメにしてしまいます。
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根元に亀裂が入っていたファンも、先端が削れており

このままの状態は良くありません。

亀裂が入ったことにより、ファンがハウジングに

触れるようになったのか、ファンがハウジングに

触れたことによって亀裂が入ったのかは

分かりません。
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そして、よくよく見てみますとファンの中心の

ベアリングの付け根部分にも亀裂が入っておりました。

ここの亀裂は、あまり見る事がありませんですし

この様に中心部分の亀裂は、ファン全体の

回転バランスを崩してしまいますので

交換しなければなりません。

エンジン掛けて金属の擦れる様な音が聞こえたら

要注意です。

それでは、また。