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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part60】

最終更新日2017/10/22
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

季節外れの台風により、各地で大雨になっておりますが

如何お過ごしでしょうか。

台風の前は、例年に無い寒さになったりと秋は

来ないのでしょうか。

お体の管理には気を付けて頂ければと思います。

スポーツカーと言うものは、速く走り良く曲がり

良く止まる。これが出来なければ始まりません。

エンジンのパワーを増やす、ブレーキの容量を大きくする

サスペンションを強化する等、色々方法はございますが

その中でも苦労する一つが、空力です。
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上の写真と一緒に見て頂きますと、スピードを出すと

その空気抵抗と言うものは凄まじいものがあります。

空気をスムーズに流すのと同時に、その空気を利用して

車体を下に押し付け高速走行時やコーナリング時に安定感を

もたらそうと各メーカー色々な事を試しておりました。

空冷ポルシェでも、70・80年代と90年代では

かなり変わってきております。

下に押し付ける力を増やすと、その分パワーロスに繋がり

最高速や高速時の加速性能に影響が出てしまいますので

やり過ぎはいけません。
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後ろの姿も、時代によって大きく変化しております。

空冷ポルシェはリアエンジンの為、加速時のトラクションは

かけやすくなっております。

しかし、最高速で走るときや高速巡行時はフロントに

スポイラーを付け安定させようとしている以上、

そのバランスをとる為にもリアのスポイラーは必需品に

なります。
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時代と共に、空気の流れや効果が分かるようになり

スポイラーもその形を変化させていきます。

そして、ボディの表面を滑らかにする事でも空気の流れが

良くなり造形の中に突起物等は無くなり

ボディとバンパーの繋ぎ目等、安全性を確保しつつ

同じ面で処理される様になっていきます。

993モデルになりますと、現在のデザインと

基本的には変わらなくなっております。

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空力の改善は、フロント・リアだけではございません。

サイドの部分にも及びます。

964モデルよりサイドスカートの部分に樹脂製のカバーを

取り付けております。

見た目だけでは無く、下部の部分も滑らかに処理する事に

よって、余計な気流の乱れを発生させず安定化を

図っております。

高速走行時の側面への風圧は、結構気を使います。

これも時代と共に、変化を重ねております。
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また、自動車メーカーのみならず色々なマーケットや

個人でも空力向上の為の努力を行っております。

この写真のパーツは、ボディ下部に取り付ける整流板です。

これによって、ボディの下を流れます気流を整え

直進安定性の向上を図ります。

しかし、直進安定性を追求しすぎますと今度は

突発的な横風に弱くなってしまいますので、注意が必要です。

この様に、車の進化は空力の進化と言う事も出来ますので

今後も色々な試みが行われる事でしょう。

それでは、また。