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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
季節外れの台風により、各地で大雨になっておりますが
如何お過ごしでしょうか。
台風の前は、例年に無い寒さになったりと秋は
来ないのでしょうか。
お体の管理には気を付けて頂ければと思います。
スポーツカーと言うものは、速く走り良く曲がり
良く止まる。これが出来なければ始まりません。
エンジンのパワーを増やす、ブレーキの容量を大きくする
サスペンションを強化する等、色々方法はございますが
その中でも苦労する一つが、空力です。
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上の写真と一緒に見て頂きますと、スピードを出すと
その空気抵抗と言うものは凄まじいものがあります。
空気をスムーズに流すのと同時に、その空気を利用して
車体を下に押し付け高速走行時やコーナリング時に安定感を
もたらそうと各メーカー色々な事を試しておりました。
空冷ポルシェでも、70・80年代と90年代では
かなり変わってきております。
下に押し付ける力を増やすと、その分パワーロスに繋がり
最高速や高速時の加速性能に影響が出てしまいますので
やり過ぎはいけません。
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後ろの姿も、時代によって大きく変化しております。
空冷ポルシェはリアエンジンの為、加速時のトラクションは
かけやすくなっております。
しかし、最高速で走るときや高速巡行時はフロントに
スポイラーを付け安定させようとしている以上、
そのバランスをとる為にもリアのスポイラーは必需品に
なります。
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時代と共に、空気の流れや効果が分かるようになり
スポイラーもその形を変化させていきます。
そして、ボディの表面を滑らかにする事でも空気の流れが
良くなり造形の中に突起物等は無くなり
ボディとバンパーの繋ぎ目等、安全性を確保しつつ
同じ面で処理される様になっていきます。
993モデルになりますと、現在のデザインと
基本的には変わらなくなっております。
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空力の改善は、フロント・リアだけではございません。
サイドの部分にも及びます。
964モデルよりサイドスカートの部分に樹脂製のカバーを
取り付けております。
見た目だけでは無く、下部の部分も滑らかに処理する事に
よって、余計な気流の乱れを発生させず安定化を
図っております。
高速走行時の側面への風圧は、結構気を使います。
これも時代と共に、変化を重ねております。
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また、自動車メーカーのみならず色々なマーケットや
個人でも空力向上の為の努力を行っております。
この写真のパーツは、ボディ下部に取り付ける整流板です。
これによって、ボディの下を流れます気流を整え
直進安定性の向上を図ります。
しかし、直進安定性を追求しすぎますと今度は
突発的な横風に弱くなってしまいますので、注意が必要です。
この様に、車の進化は空力の進化と言う事も出来ますので
今後も色々な試みが行われる事でしょう。
それでは、また。
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