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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
お盆が過ぎたら、また激しい暑さが戻ってまいりましたが
如何お過ごしでしょうか。
熱中症には気を付けてお過ごし頂ければと思います。
さて、そんな暑さの中でも911空冷モデルは元気です。
この写真は、ビックバンパーモデルのカレラのエンジンに
なりますが、エンジンの上にはクーリングファンが有り
エンジンの冷却を行っております。
クーリングファンの周りも、そんなに補器類でイッパイ
と言う感じはしません。
インテークマニホールドも良く見えるので、上部には
丁寧にPORSCHEと鋳っております。
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こちらの写真は、1990年型の964カレラ2の
エンジンになります。
クーリングファンの位置は変わらないものの周りの
補器類は増えました。
インテークマニホールドも見えにくくなった為か、
機能を優先させた結果なのか形が少し歪になっております。
エンジンは進化すると、補器類が増えていくようです。
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こちらは、964カレラ2の1991年以降のエンジン
になります。
補器類の変化はありませんが、軽量化の為
インテークマニホールドがマグネシウムから樹脂製に
変わりました。
水平対向エンジンと言う構造上、補器類はエンジンの上部に
収める形になってしまいます。
上に補器類を増やす事は、上が重くなっていく事になり
重心も上がってしまいます。
走りを追求する車にとって重心が高くなるのは避けたい
事ですので、少しでも軽く出来る所は軽くするのは
常套手段と言えるでしょう。
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この写真は、993カレラの前期モデルのエンジンに
なります。
964モデルと比べましても、余り変化はありません。
ヒーターブロワーとエアクリーナーボックスの形に変化
があります。
これは、機能性向上の為の措置と言えるでしょう。
964から993へ進化する過程で、エンジン内部の
軽量化も怠っていないのは勿論の事です。
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最後の写真は、993カレラ後期モデルのエンジン
になります。
今までの写真と違い、インテークマニホールドの部分に
大きな変化があります。
バリオラムと言う、可変吸気機構が装備されました。
これは、エンジンが低回転時から高回転時まで効率良く
吸気を行えるよう、弁によって吸気路を変える構造です。
インテークの中に、その機構が組み込まれている為
素材が樹脂から金属の鋳物へ、また変化致しております。
見た目では、このモデルが一番ゴツク見えます。
この様に、空冷ポルシェはモデルによっては4年と言う
短い生産期間にも関わらず、大きく変化している場合が
あります。
しかし、それは性能向上の為の飽くなき挑戦による
結果に他なりません。
993モデルを最後に、空冷エンジンの生産は
終わってしまいますが、今でも多くのファンを魅了して
いるのはポルシェの飽くなき努力と挑戦を感じる事が
出来るからではないでしょうか。
それでは、また。
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