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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part39】

最終更新日2016/12/03
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

12月に入り、今年も残すところ1か月を切ってしまいましたが

如何お過ごしでしょうか。

大分寒くなってきた事もあり、お車を運転される際には

ヒーターを使用すると思いますが、964・993モデルに

お乗りの方でふと気が付くと室内温度を上げても冷風しか

出てこないと言う経験をされた方はいませんでしょうか。

冷風しか出てこない一番の原因になるのが、

写真のミキシングフラップモーターになります。
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この写真は、ミキシングフラップモーターの裏側になります。

前の写真と見てみますと箱から軸が出ており

これが回転してフラップを開け閉めします。
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ミキシングフラップモーターを車に取り付ける為の

金具を外してみますと、軸の周りのカバーが

丸く膨らんでおります。

フラップモーター自体の大きさは手の拳位の大きさで

重くもありません。
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更にフラップモーターを分解していきます。

カバーを取り外しますと、大きなギアと基盤が見えます。

フラップモーターの肝の部分になります。

こうやって見ますと、意外に中身はシンプルな構造になります。

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フラップモーターを分解していきますと、

大きく分けると3つのパーツに分かれました。

やはり、シンプルです。

こんなシンプルなパーツなのに、これが動かなくなり

冷風や温風のみと言う症状が出てしまいます。

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基盤とギアを外してみました。

円形の導体に空いております、真ん中の穴にギアの軸を

通してあるだけの単純な構造になります。

しかしギアの裏側には、電気を流す金属ブラシが付いております。

円形の導体と、金属ブラシによって電気を通し

導体の絶縁部にブラシが来れば、電気が止まり

ギアも動かなくなると言う構造なのですが、

動かせば摩耗しますので、絶縁部が剝がれてしまったりと言った

事が起こりますと、そこでギアが動かなくなりフラップが

空きっぱなしか、閉じたままになり冷温風のみしか出ない

と言う事になります。

写真のブラシと導体は、ギアが止まった所で電気が流れ続けた

為か、焼き付いておりました。

これでは、もう修理は難しくなってしまいます。
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基盤の裏側には、モーターが有ります。

このモーターに電気が流れ、ギアを動かしております。

基盤の裏側は、本当にシンプルです。

モーター自体も簡単に取り外しが出来ます。

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モーターを取り外してみました。

このモーター自体が動かなくなって、フラップを固定してしまう

場合もありますので、直接電気を流してみて作動確認を行います。

結果は・・・・・、ちゃんと作動しました。

このフラップモーターは、モーターが原因ではありませんでした。

モーター自体の作動不良であれば、まだ対処の使用があったと

思います。
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話が変わりますが、こちらの写真は993タルガの

純正ホイールになります。

このホイールは、リムとディッシュの部分がボルトで止められており

これが経年によって錆びてしまいます。

この写真のホイールは、当社にてボルトを外し錆を取り

再メッキを掛け、リム修正を行い組み付けております。
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普段は、フラッシュを使っての写真撮りは行いませんが

今回はホイールが綺麗なのでフラッシュを使っても写真撮りを

行いました。

フラッシュを使いますと、細かな傷などが目立ってしまいますが、

このホイールは目立ちません。

足元が綺麗ですと、車全体が引き締まって見えます。

それでは、また。