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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
最近は本当に冷え込む日が多くなってまいりましたが
如何お過ごしでしょうか。
こちらも54年ぶりに11月初雪との事で
寒さに拍車が掛かっております。
こちらの写真はDMEリレーになります。
エンジンが掛からくなった時にまず疑う所になります。
これは、993品番になりますので対策品になり
最初に使われたのは944品番になります。
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このDMEリレーは、ボッシュのエンジンマネージメントシステム
になりエンジンコンピューターや燃料ポンプ等の
オン・オフスイッチになります。
このリレーがダメになってしまいますと、エンジンがストールしたり
エンジンを掛けるとき、セルモーターだけが虚しく空回りをし
エンジンが掛からなくなってしまいます。
ちなみに燃料ポンプのスイッチの役割、エンジンコンピューターの
スイッチの役割をしておりますので、エンジンが掛からなくなった時
燃料はシリンダーに来ていないんだけど、点火はしていると
なりますと、燃料ポンプ自体を疑い、964・993のNAモデルは
ツインプラグになりますので、片方のプラグしか点火していない
となりますと、イグナイター、イグニッションコイルやデスビ等
点火系統のトラブルが考えられます。
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対策品番である993品番のDMEリレーも
不具合が起こりエンジンが掛からなくなってしまう事が
出てまいりました。
確かに944品番の頃よりは、断然信頼性は高くなったのですが
写真の右2つの数字を見て頂きますと、07と書かれております。
これは、このリレーの製造年月日になります。
07は、2007年に製造されたと言う事になります。
中には99の数字が書かれている物等もあり
それは1999年製造となります。
いくら対策品で信頼性が上がったと言っても、
1999年となりますと今から17年前・・・・・・、
944品番の物はもっと前に製造・・・・・・、
今動いていても消耗品と割り切って、
新しい物に交換する、もしくは予備にもう一つDMEリレーを
持っておく事をお勧め致します。
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この写真は、964・993モデルに使用されております。
ヒーターコントロールユニットになります。
普段は表側だけを見ますので、エアコン・送風・室内温度の調整を
行うスイッチにしか見えませんが、
このコントロールユニット・・・・なかなかの曲者なのです。
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空冷ポルシェに限らず、最近バッテリーがスグ上がってしまうと
なりますと漏電を疑い点検します。
漏電には、色々な原因が考えられますが964・993モデルの場合
その一つに写真のコントロールユニット裏側にあるファンが
挙げられます。
車を走らせた後、エンジンを切りますと
このコントロールユニット付近から、小さくブーンと音が聞こえます。
その音が大きいのはそれはそれで問題なのですが、
通常はエンジンを切って暫くするとファンが止まり
音はしなくなります。これが正常です。
しかし、車によってはユニットのCPUがエラーを起こし
いつまで経ってもファンが止まらなくなってしまう場合があります。
これが意外と電力を消耗して、翌日等に車を動かそうと
セルを回してもバッテリーの電力を使い切っており
何も起こらないと言う残念な事になってしまいます。
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更に、写真を見て頂きますとコントロールユニットの裏側に
昔のテレビゲームのカセットの様な差し込み口があります。
エアコン・空調のコントロールだけにしては、随分と大袈裟です。
それもその筈、このコントロールユニットは
エアコン・ヒーターコントロールのみならず、コンデンサーファン・
オイルクーラーファン・リアブロワーユニットや
エンジンの回転制御等も行っております。
一つのユニットで何でもこなす欲張りな仕様になります。
それ故に、このユニットのCPU等がエラーを起こしますと
エアコン・空調のみならず、リアブロワーが止まらなくなったり
オイルクーラーファンの回転制御が正しく行われなくなったり等
このコントロールユニットの原因によって多岐に渡る不具合を
発生させてしまいます。
それが、このコントロールユニットが曲者という由来です。
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話は変わって、
最後のこの写真は、ヒーターコントロールユニットの
上下吹き出し口の風量の調整を行いますノブになります。
樹脂製の矢印が付いた、小さなパーツになります。
小さすぎて写真に収める事が出来なかったのですが、
こんな小さなパーツの裏側にも944.653.205.00と言う
ポルシェ品番が書かれております。
この品番で、価格を調べて頂くと・・・・・・、
意外な価格で驚かされます。
コントロールユニット・・・・・、曲者ですし侮れません。
それでは、また。
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