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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
最近は、昼間でも寒くなってきていよいよ冬の到来か
という感じですが如何お過ごしでしょうか。
空冷911モデルは、1963年にデビューしてから1997年の
ラストイヤーまで、細部を改良しながら進化し
生産されてまいりました。
その中でも、変わらない部分はありました。
写真のドアキャッチの部分もその一つになります。
63年のデビュー時から、97年まで変わらず使い続けました。
最高の品質の物を使えば、長く変える必要は無い
と言う事なのでしょうか。
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ドアのヒンジの部分もデビュー時から変わらない
部分になります。
構造はシンプルなのですが、ガッチリと作られております。
同じ時代の日本の車などと比べましても、その造りは
全く違います。
その為、964・993モデルがデビューした頃は
安全基準等も厳しくなってきているのにも関わらず、
基本的な部分は、変えずに生産され続けたのだと思います。
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911がデビュー当時から、基本設計が優れており
ボディ強度も高いので、長い年月が経ってもボディが
歪んでしまうと言った、劣化もなく使用し続けれるのだと思います。
これらは素晴らしい設計を行い、優れた製造技術によって
生み出されたから、現在においても色々な方に
使われ続けているのだと思います。
当時よりポルシェ社は、自社のブランドの車に対して
どれだけの誇りと技術を惜しげもなく投入して
開発してきたかが分かるような気がします。
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911モデルはドア閉める時、金庫を閉める様にガチッと
閉まり、乗る人に安心感を与えてくれますが
これは、単純にドアが重くシッカリと出来ているから
と言うわけではございません。
写真を見て頂きますと、ドアの厚みは最大で約12cmになります。
特に厚みが有る訳でも重く出来ている訳でもありません。
しかし、このドアは開け閉めを行うとき確かに重厚な感じなのです。
これはドアキャッチやヒンジ等の造り、プレスや溶接と言った
製造工程の技術、素材の品質等が総合的に組み合わさり
優れた設計によって生み出されたものなのです。
スポーツカーである以上、軽さは重要なアドバンテージに
なりますので重厚に作りたいからと言って何でも重くするわけには
行きません。
同じ時代に生まれた、他のメーカーの車たちは軽さを求めて
ボディ強度が無くなってしまったり、軽さと強度の両立は
非常に難しいものになります。
それをポルシェは、現在の基準でも高いレベルで
両立しており、それが空冷ポルシェの人気に繋がっているのでは
ないでしょうか。
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空冷ポルシェの優れている所は、外見の見栄えや
装備の良さを訴えるのではなく、走る為に重要なシャシーや
ボディ強度と言った、パッと見は分からない所を
キッチリとそして丁寧に作り上げている所になります。
当時どのメーカーも、ここまでシャシーや走りに関する部分の
耐久性や信頼性に拘ってはいなかったと思います。
ポルシェは、それらを一切妥協せずに車の開発を行いました。
この考えは今でも持ち続けていると思います。
現在まで、同じ考えを持ち続けて車を開発、
生産しているメーカーはドイツと言えどもポルシェ位かもしれません。
空冷ポルシェに、人気が出てくるのは当然の事と思います。
それでは、また。
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