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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
11月に入り、日が落ちると肌寒い日が続いておりますが
如何お過ごしでしょうか。
空冷ポルシェもなかなか油温が上がらない季節になって来ました。
そんな中、911モデルの後ろ姿は他のどの車種にも似ていない
尻下がりの魅力的なラインをしております。
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911モデルは、モデルイヤーを重ねるごとに排気量アップと
高性能化を行ってきました。
そんな中、1973年に911カレラRSにて初めてリアスポイラーが
装着されます。
ダックテールと呼ばれるそのスポイラーは、その特徴的なデザイン
でリアフードと一体型になっております。
このダックテールによって、高速走行時にダウンフォースを
生み出し走行安定性を高めようとしました。
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時代が進むと、より効果的な空気特性を得る為に
カレラウィングと呼ばれるスポイラーに進化します。
リアフードのより上部からスポイラーが付き、
このカレラウィングが装着される頃は、排気量も増えており
エンジンルームにより空気を取り入れる為、
グリルもスポイラーと一体になっております。
リアスポイラーの面積が増えた為、安全性を考慮し周りは
ラバータイプになっております。
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964・993モデルになりますと、ナローモデルは
ある速度になると、自動的にスポイラーが上がるタイプに
なっております。
この時代には、タイヤ性能、シャーシ性能も上がり空力特性も
重視されるようになってきた為の処置かもしれません。
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911ターボモデルは、常にリアスポイラーが
標準装着されておりました。
初期の911ターボ以外は、インタークーラーが装着され
それをリアスポイラー内に収める為、スポイラー下部が
大きなっており、よりダウンフォースを得る為に
ラバー部に折り返しが付きました。
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993ターボになりますと、基本のデザインは930・964ターボを
引き継いでおりますが、安全性を確保できたのでしょうか、
ラバー部は無くなっており993モデルのデザインがより丸みを
帯びたのに習い、スポイラーも全体の角が取れ丸みを
帯びたデザインになっております。
時代が進むにつれ、空力の考え方も進歩するのかも知れません。
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993カレラRSクラブスポーツ等の特殊モデルは、
リアスポイラーもどんどん大型化していきます。
タイヤもより太くハイグリップなものになり、
エンジンのパワーもどんどん上がっていく。
そんな中、基本的にボディデザインは変わっていないので
より大きなダウンフォースを得て、路面に無駄なくパワーを
伝えようとするのは、自然な成り行きなのでしょう。
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リアスポイラーはどんどん大型化して行くと言っても、
公道を走る自動車として、各国の法規には適合していなくては
なりません。
縛りのある中で、最大限の効果が有るスポイラーをデザイン
するのは大変な事だと思います。
そして、何より911のデザインにマッチし美しくある事。
これらを全て満たしているからこそ、
今見ても心がときめくのだと思います。
それでは、また。
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