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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part36】

最終更新日2016/11/13
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 いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

11月に入り、日が落ちると肌寒い日が続いておりますが

如何お過ごしでしょうか。

空冷ポルシェもなかなか油温が上がらない季節になって来ました。

そんな中、911モデルの後ろ姿は他のどの車種にも似ていない

尻下がりの魅力的なラインをしております。

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911モデルは、モデルイヤーを重ねるごとに排気量アップと

高性能化を行ってきました。

そんな中、1973年に911カレラRSにて初めてリアスポイラーが

装着されます。

ダックテールと呼ばれるそのスポイラーは、その特徴的なデザイン

でリアフードと一体型になっております。

このダックテールによって、高速走行時にダウンフォースを

生み出し走行安定性を高めようとしました。
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時代が進むと、より効果的な空気特性を得る為に

カレラウィングと呼ばれるスポイラーに進化します。

リアフードのより上部からスポイラーが付き、

このカレラウィングが装着される頃は、排気量も増えており

エンジンルームにより空気を取り入れる為、

グリルもスポイラーと一体になっております。

リアスポイラーの面積が増えた為、安全性を考慮し周りは

ラバータイプになっております。

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964・993モデルになりますと、ナローモデルは

ある速度になると、自動的にスポイラーが上がるタイプに

なっております。

この時代には、タイヤ性能、シャーシ性能も上がり空力特性も

重視されるようになってきた為の処置かもしれません。
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911ターボモデルは、常にリアスポイラーが

標準装着されておりました。

初期の911ターボ以外は、インタークーラーが装着され

それをリアスポイラー内に収める為、スポイラー下部が

大きなっており、よりダウンフォースを得る為に

ラバー部に折り返しが付きました。



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993ターボになりますと、基本のデザインは930・964ターボを

引き継いでおりますが、安全性を確保できたのでしょうか、

ラバー部は無くなっており993モデルのデザインがより丸みを

帯びたのに習い、スポイラーも全体の角が取れ丸みを

帯びたデザインになっております。

時代が進むにつれ、空力の考え方も進歩するのかも知れません。
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993カレラRSクラブスポーツ等の特殊モデルは、

リアスポイラーもどんどん大型化していきます。

タイヤもより太くハイグリップなものになり、

エンジンのパワーもどんどん上がっていく。

そんな中、基本的にボディデザインは変わっていないので

より大きなダウンフォースを得て、路面に無駄なくパワーを

伝えようとするのは、自然な成り行きなのでしょう。
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リアスポイラーはどんどん大型化して行くと言っても、

公道を走る自動車として、各国の法規には適合していなくては

なりません。

縛りのある中で、最大限の効果が有るスポイラーをデザイン

するのは大変な事だと思います。

そして、何より911のデザインにマッチし美しくある事。

これらを全て満たしているからこそ、

今見ても心がときめくのだと思います。

それでは、また。