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こちら 空冷エンジン 整備工場 その93

最終更新日2016/07/17
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧いただきまして誠にありがとうございます。

今年は暑いです。本当に暑いです。

そんな中、皆様はどうお過ごしになられておりますでしょうか。

暑くても工場は動いております。

そして、この暑さからなのかエアコン関係の修理依頼が

例年より多いようです。

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上の写真とこの写真は、エバポレーターになります。

こちらは964モデルから取り外しましたので、エアフィルターが

装着されておりません。

この為、外気をダイレクトにエバポレーターへ流すので年月が

経ちますと埃が付着しそれが酷くなりますと写真の様になります。

フィンの部分が埃で塞がってしまえば、冷却効率は落ちます。

埃が腐食しエバポレーターに穴を開けてしまえば

エアコンガスが抜け、根本的に冷却出来なくなってしまいます。

こうなってしまいますと、もう交換するしかありません。
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こちらの写真はエキスパンションバルブになります。

これはエバポレーターに付属している物になります。

圧力も掛かる部分になりますので、年数が経ちますと

ガスの漏れが起こってしまいます。

こちらも、漏れが起こりましたら交換しかありません。
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こちらの写真は、あまり直接見る事は少ないかも知れませんが

コンデンサーになります。

フロントバンパー左側に隠れております。

このコンデンサーは外気を直接当ててエアコンガスを冷却します。

エアコンを作動させる為には、重要なパーツです。               
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コンデンサーも外気を直接当てるので、埃や枯葉等のゴミが

付着しやすくなっております。

外気に直接触れると言う事は、雨等にも晒されると言う事に

なりますので、ゴミが水分を含み腐食しやすくなっております。

写真のコンデンサーも下部にゴミが溜まり、腐食し

ガス漏れを起こしておりました。

バンパーの奥にある為、直接見る事が出来ないので

点検の際に一度、状態の確認を行っておくことをお勧めします。
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この写真は、レシーバータンクになります。

このパーツも高圧に晒される個所なので、年月が経ちますと

ガス漏れが始まってしまう場合があります。

漏れが確認された場合は、交換となります。


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こちらの写真は、おなじみのコンプレッサーになります。

エンジンルームを覗くと目立つ所にありますので、

見た事がある方は、多いのではないでしょうか。

これもエアコンを使用しますとコンプレッサーが回り

エアコンガスを圧縮します。

ガスの熱と圧力が掛かる上、エンジンからの熱も受けます。

大変過酷な環境で仕事をしている為、

コンプレッサー自体にも負担がかかります。

クラッチの部分等からガス漏れを起こしてしまう場合があります。

コンプレッサーは、新品交換、リビルト品交換等

色々な対処方法がありますので、状況に合わせた対応ができます。

この様に、エアコンが効かないと言っても色々な症状があります。

今年は、かなり暑くなるようです。

すでに、多数のお車がエアコン修理で入庫いたしております。

修理箇所によっては、お時間を頂く場合もございます。

エアコンが何か気になるという方は、お早めにご相談下さい。

それでは、また。