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こちら 空冷エンジン 整備工場 その89

最終更新日2016/04/17
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとういございます。

最近、春の嵐と言いますか・・・、荒れた日もございますが

如何お過ごしでしょうか。

プレステージでは、定期的にホームページ用の画像作成の為、

空冷ポルシェの写真撮影を行っております。

今までに色々なタイプのモデルを撮影してまいりました。

しかし、いつどのタイプのポルシェを撮影しても

フードに付くエンブレムは変わらず輝いております。

これを見れば、すぐにポルシェと分かる

これからも変わらず引き継がれていくのでしょう。
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この写真も、空冷ポルシェを撮影する時は

見慣れた光景になります。

ナロー時代から始まる5連メーター、ダッシュボードの形、

スイッチの配置などは多少変わっても

空冷時代は基本的に一緒です。

どの年代の空冷モデルに乗っても操作に戸惑うことは

無いと思います。

911モデルがデビューした時からこのデザインを採用

しているのは、凄い事と思います。

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今回、写真撮影に使用した車輌は930ターボになりますが

ターボモデルには、幾つか外見の特徴があります。

その一つが、ターボウィングになります。

これは、見た目の通り高速走行時に空気の流れを利用し

ダウンフォースを生み、走りを安定させようとする事と

効果的にエンジンルームへ外気を流入させようとする

意味の他にもう一つございます。
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それは、エンジンルームを覗くとわかります。

930ターボはデビューしてから、あまり時が経たない内に

インタークーラーが装着されるようになりました。

そのインタークーラーが装着された場所が、

クーリングファンの上になります。

ウィングの無い、ノーマルフードのままでは

閉じようとしますと、フードがインタークーラーに当たり

閉める事が出来ません。

そこでターボウィングを取り付け、エンジン上部に増えた

空間を利用してインタークーラーを上手く収め

フードも閉じる事が出来る様になりました。

機能とデザインを上手く両立させる良い仕事です。
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911ナローがデビューし964モデルまでは

フロントのデザインは、このライトが飛び出した

愛嬌のある顔です。

長年使用されたデザインなので、ポルシェと言えば

この顔と思い浮かべる人も多いと思います。

この顔を長年使用できたのは、初めのデザインが優れていた

からでしょう。

空冷モデルが、生産終了になった今見ても魅力的です。

しかもターボモデルになると、ワイドフェンダーになり

正面から見ますと、大変グラマラスです。

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また、930ターボはリアから見ても魅力的です。

特にリアフェンダー周りの膨らみは、現在のコンピューター

によって作られたものではなく、人間が手探りの中

作られた躍動感のある形です。

今後、この様なデザインは生まれにくいのではないでしょうか。

空冷モデルは、コンパクトなサイズの中に機能的なデザイン

魅力的なデザインが詰まっており、見る人を飽きさせません。

これは、今後も変わる事が無くこれからもどんどん

新しいモデルが発表される度に、より深くなっていくと

思います。

今回の撮影では、

改めて空冷モデルの魅力に気づかされました。

それでは、また。