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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧いただきまして誠にありがとうございます。
2016年初めのブログになります。
正月は暖かかったのですが、最近は寒くなる日が続き
ようやく冬と言った感じでしょうか。
寒さ対策をしっかり取り、インフルエンザ等に気を付けて
頂ければと思います。
そんな中、今日も工場は稼働しております。
そこへ、1台の964がやってまいりました。
聞けば、なんでも正月にドライブに出かけたら、
後ろの方で何か金属が擦れると言うかビビり音がするとの事、
普通に走ることは出来るのですが、音が耳障りで
嫌なので、今回こちらに入庫となりました。
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早速、下回りを確認してみます。
ビビり音が発生する1番多い場所は、マフラー関係の
遮熱板です。
そこを重点的に見ていきます。
早速見つけました。
遮熱板を止めているネジが外れてしまっております。
これでは、車を走らせる度に振動で板が当たり
ビビり音が出てしまいます。
ネジが外れている場所が随分と錆びているので
ほかの場所もあるかも知れないので確認します。
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他の場所も確認しますと、やはりありました。
こちらもネジが1本、抜け落ちてしまっております。
まだ、止まっているネジもだいぶ錆びが進行しており
少し不安が残ります。
取り急ぎ、ネジが抜けてしまっている所に新たにネジ締めを
行います。
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そして、更にネジが抜けている所を発見しました。
しかも、1箇所はネジが抜けておりその横は
ネジの頭の部分が折れて無くなっております。
もう1本は、締まってはいるがかなり錆びており
いつ折れてもおかしくないような状態になっておりました。
これを見てしまいますと、今は止まっているネジも
実は怪しいかもしれないので、今回は遮熱板を止めている
ネジを全て交換することにしました。
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試しに今、遮熱板に止められているネジを外してみました。
ネジは、全ての部分が錆びておりいつ折れてもおかしくない
状態です。
しかも、ネジの頭の部分だけが先に折れてしまえば、
抜き取るのも大変になります。
1本が抜け落ちていると言う事は、その他のネジも
遅かれ早かれ折れてしまうと言う事です。
これは、事前に対応しておくのが最善の策でしょう。
もう空冷ポルシェは最後のモデルが生産されてから、
約20年が経っております。
金属にも疲労は溜まります。
皆様も気になることがございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
それでは、また。
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