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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
12月に入り、いよいよ冬の到来なのですが、今年は
暖冬になるとかならないとか、確かに12月とは思えない位
暖かい日もありました。
皆様はどうお過ごしでしょうか。
空冷ポルシェにとって走りやすい季節ではあります。
空冷ポルシェは、大量のエンジンオイルを使用しております。
夏ですとオイルラインに何か異常が起きれば、
直ぐに油温が上がるなど分かりやすいのですが
冬は外の気温が低いので、気が付きにくい場合もございます。
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この写真の様に、オイルタンクにオイルが滲んだような跡が
見る事が出来れば直ぐに状態を把握できます。
これは、冬であろうが夏であろうが関係はありません。
目視で分かりますので、オイル交換の時等に
指摘を受ける事と思います。
また、漏れ方が酷ければオイル量の減りも早いので
そちらでも気が付くかもしれません。
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こちらの写真も、オイルが滲んだ様な跡がございます。
この様に目視で確認出来る様なところは、オイル交換の度に
状況を把握しておき、状況がどう変わっているかを知れば
今後の整備・修理の予定も立てやすくなると思います。
また、注意深く自分のお車を見る事によって、
今まで全然気が付かなかった事や、新たな発見も
あるかも知れません。
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この写真は、サーモスタット周りになりますが、
ここもオイルが滲んだのか結構汚れております。
サーモスタットへ繋がるオイルホースも汚れて
光っておりますので、そこからの漏れが伝わってきている
のかもしれません。
サーモスタットは、油温が高くなるとエンジンオイルを
フロントにありますオイルクーラーへ導くための
開閉弁になります。
これが固着して開かなくなりますと、エンジンオイルを
適切に冷却する事が出来ず、油温を上げてしまいます。
また、逆に開きっぱなしで固着すると、寒い日等は
油温がいつまで経っても上がりません。
こちらのパターンは気が付かない人もいらっしゃいます。
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サーモスタットはエンジンオイルを管理する上で
非常に重要なパーツなので、より慎重に点検を行います。
まずは、正しく作動しているかどうか。
これは、単純にエンジンを暖めオイルクーラーまでオイルが
流れてきているかどうかで分かります。
次にこの車両のサーモスタット周りは、エンジンオイルにより
汚れているのでその原因を確認します。
まずは、汚れを綺麗に取り除きエンジンを掛けたりして
しばらく様子を見ます。
そうしますと、ドレンボルトの処よりエンジンオイルの滴が
出てまいりました。
写真には載っておりませんが、オイルホースのカシメ部分からも
オイルが滲んできました。
これは、お客様に状況を説明しどう対処するかと言う事に
なりました。
この様に、季節によって気づく事、気が付きにくいことが
あります。
これは、意識して確認・点検を行うことが重要です。
空冷ポルシェの生産が終了して、約20年になります。
是非、今お乗りのお車に目を掛けて頂ければと思います。
それでは、また。
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