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こちら 空冷エンジン 整備工場 その78

最終更新日2015/11/13
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧いただきまして誠にありがとうございます。

近頃、すっかり寒くなってきましたが如何お過ごしでしょうか。

しかし車にとっては走りやすい環境になってきたとも言えます。

ドライブを楽しむ時、自分の目に入るのはメーター周りです。

以前、メーターのお話はさせて頂いたので今回は

空冷のハンドルのお話を。

写真は空冷最後のモデルの993になります。

基本的には現在の車と変わらないデザインをしており

エアバックが付き、ティプトロのスイッチも付き

機能的です。
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次の写真は964になります。

964の途中から、エアバック付になりました。

911モデルの初めてのエアバックと言うこともあり

今見ると、エアバックの部分が大きいです。

しかもエアバック部分はホーンスイッチにはなっておらず

スポーク部分に小さくスイッチがあります。

初めての物は、何でも苦労すると言う事なのでしょう。

まだまだ改善の余地があるデザインです。
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この写真は964モデルのエアバック非装着車になります。

ビックバンパーモデルもこのデザインを採用しておりました。

このハンドルデザインは、比較的長い期間

採用しておりましたので、見慣れている方も多いかもしれません。

まだパワーステアリングが装着されていない

ビックバンパーモデルからの採用なので、

ハンドル外径も大きくなっております。

グリップも細く、空冷ポルシェのインテリアデザインと

相性は良いと思います。


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この写真は、同じビックバンパーモデルでも

911カレラよりも前のSC等に採用されていたハンドルです。

ちょうどこの時代は、車にとって排気ガス規制が

始まる等、苦しい時でした。

そんな中、衝突安全基準が出来た国などもあり

ハンドルにも突起物を無くし、

クラッシュパッド等が取り付けられました。

ハンドルの外径に対して、大きめのホーンスイッチが

その役割を果たしております。


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最後の写真は、ナローモデルのハンドルになります。

この時代は、デザインも自由で各メーカー色々な形を

採用しておりました。

ナローポルシェもその例に漏れず、ポーンスイッチに

リングの様な物を取り付け、見た目を演出しております。

この様に、ステアリング一つとって見ても時代時代を映し

とても面白いものです。

そんな中を、生き抜いた空冷ポルシェはどのモデルも

見ても乗っても飽きない最高のパートナーになると思います。

それでは、また。