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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
ゴールデンウェークが終わったら、台風がやってくる・・・・
最近の気象状況には驚かされるばかりです。
こんな今までには有りえない様な状況が続いておりますが
如何お過ごしでしょうか。
そんな中でも工場は点検修理を行っております。
写真は930カレラなのですが・・・、
真ん中に有るべき物が見当たりません。
何処へ行っていまったのでしょうか。
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本来、穴があいている部分にはシフトノブが有るはずです。
それが取り外されこんな所に有りました。
お客様によるとシフトを左右に振るとカタカタ音がして
ブレルとの事・・・・。
早速、原因を探るべくシフトノブを取り外し調べている所でした。
力が強く加わる部分でもあり、土台は丈夫そうなケースで
作られております。
この時代のシフトノブは長いです・・・・・。
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原因を探っていくと・・・、
意外に早く見つける事が出来ました。
原因は、この穴になります。
ここには、スライドリングと言う筒状の棒が通っており
それを軸にしてシフトノブを左右に動かします。
スライドリングは樹脂で出来ており、
他のパーツより弱く出来ております。
余計な力が加わった時に意図的にこのリングを壊し
他のパーツを守るようです。
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この様に、空冷ポルシェはわざと壊れやすい部分を作り
他のパーツを守る事を考えて設計されております。
この写真の様に、シフトノブとシフトロッドをリンク
させているボールジョイントの部分も樹脂で出来ており
使用経過によって樹脂が、痩せたり砕けたりして
ロッドが外れてしまう事があります。
こうなるとシフトノブを動かしてもギアは入りません。
シフトロッドの交換が必要になります。
これもミッションを守るための構造なのでしょうか。
空冷ポルシェは、細部にわたり考えられ
奥の深い車です。
それでは、また。
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