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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧頂き
誠にありがとうございます。
最近、ようやく暖かくなってきましたが如何お過ごしでしょうか。
今回のこの写真のチューブは、マフラーではございません。
空冷ポルシェならではの装備品になります。
これからの季節はあまり出番が無くなってくると思います。
ドライバーを凍えさせない為の物になります。
室内に温風を届けます、エアコントロールチューブになります。
空冷ポルシェは排気管の熱を利用して、室内を温めます。
このチューブは、その温風の通り道になり、
走りとは直接関係ありませんが、ドライバーにとっては重要な物です。
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今回、お客様から何かヒーターの効きが悪いとお車を
お預かりしました。
早速調べたところブロアファン等は問題無く回っており他の原因を
探していた所、エアコントロールチューブを支えるステーの付け根に
振動か何かで溶接部分に裂け目が出来ておりました。
これ位の裂け目でも、結構温められた空気は結構漏れる様で
早速、対処をしなければなりません。
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最初は、新品パーツを取り交換してしまおうかと思いましたが
値段を調べたら、驚きの回答がきましたので走りに直接関わる
部分では無いので、今回はこの穴を塞いで再度取り付ける事に
なりました。
ステーの付け根は穴を塞ぐ際に邪魔になりますので、ステーを
一度切断して穴を塞ぎやすくします。
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穴を塞いでみました。
今回は、ステーの溶接部分だけが剥離し穴が開いていたので
応急処置は出来ました。
中にはその剥離が原因で、もっと広範囲に亀裂が入り割れていたり
何かにエアコントロールチューブをぶつけてチューブその物を
凹ませたり潰したりして根本的に温風を送れない状態になって
いる物もあると言う事です。
そうなってしまいますと、流石に交換するしか手立てはなさそうです。
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またこの写真は、別のお客様の空冷ポルシェで排気漏れあり
との事でお預かりしました。
早速原因を探ってみますと、ヒートエクスチェンジャーの付近が
怪しいとの事。
車によってはボルト部分が腐食しており取り外すのは難しい場合も
ございます。
このお車は、比較的スムーズに取り外しが行えました。
早速、接合部を確認してみますと写真の排気管の周り部分が
熱によってダメージを受け、削れ段差が出来てしまっております。
この段差は隙間を生み、排気ガスの漏れる原因になります。
これはまだフランジ部分の外側まで削れておりませんので
排気漏れまでは至っておりません。
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この写真のフランジ部分は、外側まで変色し削れてしまって
おります。
この変色部分は大なり小なり段差が生じておりますので
ここからは排気漏れが起こっておりました。
排気漏れの音は心地よい物では無いので早速対策を取らねば
なりません。
新品パーツと交換と・・・・、言えれば良いのですがこの
ヒートエクスチェンジャーも驚きの価格になり簡単に交換とは
いかないので、今回はフランジの段差の部分を研磨して隙間を無くし
接合部からの排気漏れを起こらない様に対応します。
この様に、空冷ポルシェならではの症状というのもございます。
何か気になる事がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
それでは、また。
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