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こちら 空冷エンジン 整備工場 その56

最終更新日2014/08/09
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧頂きまして

誠にありがとうございます。

今年は本当に台風が良く発生致します。

項垂れんばかりの暑さに加え、大雨・洪水・強風と大変な日が続いて

おりますが、如何お過ごしでしょうか。

前回に引き続きベンツのエンジンが掛からない原因を探っております。

補記類は異常らしきものは見つかりませんでした。

これよりエンジン本体の確認を行います・・・。

もうカムカバーは取り外されております。
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カムを取り外すかも知れませんので、現在のカムの位置を

覚えておくために印をつけます。

これはエキゾースト側ですが、ツインカム車になりますので

インテーク側にも同様に印を付けます・・・。
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インテークマニホールドも取り外します。

勿論、取り外しますので接合部等に異常は無いかチェックを行います。

4バルブエンジンになりますので、各気筒に吸気バルブが2つあります。

4気筒なので合計8個の吸気バルブがある事になります。

何処の接合部も綺麗なもので、少しホッとしましたが、

原因が分からないのは変わりませんので引き続き作業を進めます。

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原因はまだ見つかりませんので、取り外していくパーツも

どんどん増えていきます・・・。

今度はエキゾーストマニホールドを取り外しております。

排気側は排気熱と排気圧も加わりますので、吸気側よりも

丈夫そうなスタッドが使われております。

丁寧に扱われてきている事が分かりますよう、

エキゾーストマニホールドに錆や腐食は無く取り外しも苦労無く

行えました。

接合部も綺麗なもので・・、ここにも何の問題も感じられません。

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カムヘッドを取り外しましたので、カムシャフトが見えます。

シャフトも傷や何か異常な所が無いか、チェックを怠らず

調べてまいります。

吸気側も排気側もカムシャフトは綺麗なものです・・。
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タイミングチェーンの確認も行います・・。

通常はテンショナーでチェーンの張り具合を調整して

回転に対して、ズレを起こさない様にしております・・。

このチェーンは、カムシャフトを動かしている

非常に重要なパーツです。

これがズレてしまいますと、カムシャフトの回転もズレてしまいます。

カムシャフトがズレると、バルブの開閉時期もズレてしまいます。

最悪の場合・・・、バルブとピストンが当たってしまうと言う事にも

なりかねません。

特にここは念入りに確認したい所なのですが、今回は何の問題も無く

綺麗なものでした・・。

外す部品も増えてまいりましたが、まだ原因が顔を出してはくれません。

これはもう・・・、とことんやるしかないのでしょう。

今回も時間が来てしまいました。

更なる追求は次回へ・・・・。

それでは、また・・。