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こちら 空冷エンジン 整備工場 その46

最終更新日2014/03/14
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

最近少しづつ暖かくなっている様で、過ごしやすい日が増えてきた

と思います。

まぁ・・・・、その分・・・・・・花粉も増えてきた様な気が・・・・・・。

春は近いという事でしょう・・・・・。

そんな中、また1台お車の入庫です・・・・・・・。

993モデルなのですが・・・・・、何でも室内の風が

何をやっても冷風しか出ないとの事・・・・・・・。

早速・・・・、1番可能性の高いところを探ります・・・・。

写真はその場所になります・・・・・・・。

何だか分かりますか・・・・・・?
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これはミキシングフラップモーターになります・・・・・。

丸い部分に弁があり、これが開いたり閉じたりして、

エンジンからのヒーター用の温風を室内に取り入れます・・・・・・。

写真をご覧の通り弁は閉じたままになっております・・・・・・。

これではエンジンからの温風は入ってきません・・・・・・・。

右の四角い箱の中にモーターが入っており・・・・・、

これで弁を動かしますが・・・・・・・、スイッチを入れても

全く反応せず・・・・・・・・・・。

壊れております・・・・・・・・。

日本はどうしても湿度が高い為・・・・・・、

湿気によってモーター内部の配線が腐食してしまい

壊れる事が多いようです・・・・・・・。

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ちなみにこの写真は・・・・・・・、

930モデルのフロントブロワーになります・・・・・。

ファンは取り外しており丸い穴が開いております・・・・・・。

このブロワーが壊れてしまいますと・・・・・・・、

送風はおろか、エアコンの風も出てきません・・・・・・・・。

結構重要なパーツになります。

930モデルは真ん中に大きめのファンが一つ・・・・・・、

964・993モデルは左右に一つづつの計二つ付いております・・・・・。

このファンモーターも使用し続けると段々高周波(鈴虫の鳴声の様な)

音が出てまいります・・・・・・・・・。

放っておきますと・・・・・、音は段々大きくなり・・・・・、

最後には動かなくなります・・・・・・・。

酷い場合はショートしますので早めの交換をお勧め致します・・・・・・。
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今回は・・・・・、放っておいた期間が長かったので・・・、

ベアリングが駄目になってしまった為、モーターにブレが起きて・・・、

ファンにも傷が入ってしまい全交換となってしまいました・・・・・・・。

早いうちの交換であれば・・・・・・、

中のモーターだけで済んだかも知れません・・・・・・・。

何事も・・・・・、早め早めの点検をお勧め致します・・・・・。
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最後に・・・・・・・・、

こちらはリアウィンドウ部分の写真になります・・・・・・。

空冷ポルシェはサッシ類の造りもシッカリしており・・・・・・、

手入れを怠らなければ・・・・、艶のある状態を保てます・・・・・・・。

枠が綺麗ですと・・・・・・・、車も引き締まって見えます・・・・・。

黒い部分は塗装されており、錆が浮いてきている車輌も

見受けられます・・・・・・。

しかし、再塗装は可能です・・・・・・・。

お時間がございましたら、今一度お乗りのお車のお手入れも

お勧め致します・・・・・・・。

それでは・・・・・・・・、また・・・・・・・・・・。