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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして
誠にありがとうございました。
皆様、ゴールデンウィークは如何お過ごしになられましたでしょうか。
後半の連休は生憎のお天気でしたが、人も車もリフレッシュ出来たのでは
無いでしょうか。
そんなゴールデンウィーク明けのある日、
ビックバンパーにお乗りのお客様がご来店されました。
何でもアクセルの吹け上がりが悪く、カブル感じがするとの事。
実際に走らせて見ましたが、確かに低回転は吹け上がりが明らかに悪く
NAエンジンらしくありません。
これは調べてみなくてはと・・・、早速工場に持ち込みます・・・・・。
カブル原因は点火系からと・・・、まずはプラグを見てみます・・・・。
そうしますと・・・・・、早くも原因が判明しました・・・・・・。
プラグのスパークする部分がススで真っ黒になっております・・・・・。
これでは正しい点火は行えません・・・・・・。
この汚れ具合は掃除すればよいという問題ではないので、
新品と交換します・・・・・・。
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プラグを交換した後、走らせてみますと・・・・・・、
NAエンジン本来の吹け上がりと、ビックバンパーモデルならではの
軽快感が復活しました・・・。
良かった良かったと・・・・・・、一安心しておりましたら
エンジンルームから何か焦げた臭いが・・・・・・・。
そして、白い煙が出てまいりました。
しかも、エンジンを掛けた最初だけで温まると出てきません・・・・・。
これは何だと探っていきますと、オイルが溜まっている場所を発見しました。
写真では見づらいので印をつけましたが、
これはエンジン上部にあります、エンジンオイルサーモスタットです。
ここの周りが特にオイルで汚れております・・・・・・・・。
どうやらこれが原因の様です・・・・。
実際にエンジンを掛けてみますと、ジワリジワリとエンジンオイルが
滲んでくるのも確認しました・・・・。
早速修理に取り掛かります・・・・・。
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エンジンオイルまみれになっている箇所を丁寧に洗い落し、
ゆっくりとサーモスタットを外してみます・・・・・・・。
そして・・・・、外した後サーモスタットを良く見てみますと・・・・・・、
早くもオイル漏れの原因が分かりました・・・・・・。
写真に印をつけておりますが、ゴムで出来たOリングがございます。
これがどうも、経年劣化で痩せてしまっており
これで本来オイルが外に出ないよう止めているのですが、
その役割を果たせなくなってしまったようです・・・・・。
早速交換です・・・・・・。その交換はあっけないものでした・・・・・・。
しかし・・・・、このゴムのOリングだけで
オイルを止めているのかと・・・・考えると・・・・・、
どんなに小さくても、無駄なパーツは一つも無いのだと感心します・・・・。
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これで、エンジンは本来の調子に戻り、またドライブを楽しもうと
走りだすと・・・・・・、
何やらホイールの付近からゴトッッと音が聞こえます。
今まで、エンジンの方ばかりに気がいっておりましたが・・・・・、
一度気が付きますと・・・・・、もう気になってしょうがありません。
この際、一気に修理をしてしまおうと・・・・・・、
足回りを見る為、リフトアップして見ます・・・・・・・。
そして・・・・・、いきなり・・・発見しました・・・・・。
ドライブシャフトブーツがちぎれてしまっているのを・・・・。
中のグリスも飛び散ってしまっております・・・・・。
これをほっとく訳にはいきません・・・・・・。
早速交換します・・・・・・。
しかし、先程気が付いた異音とは関係がなさそうです・・・・・。
他の原因を探ります・・・・・・・。
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そして、原因を探す事・・・・・・・、約5分・・・・・。
フロントホイールを揺すってみると・・・・・、
ガタガタとぶれます・・・・・・・。
フロントホイールハブが経年劣化によりガタついてきているようです・・・。
これは不快な異音を発生する原因にもなりますし、
本来の走りを楽しむ事も出来なくなってしまいます・・・・・・。
これからのドライブシーズンを心地よく楽しむ為にも、
ここはハブ交換を行います・・・・・・。
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写真はハブ交換を行っている所になります・・・・・。
今回の作業で一番大変だったのは・・・・・、
このハブ交換の様です・・・・・。
力と時間がかかります・・・・・・・・。
ハブの交換も終わり・・・・・・、
ようやく、本来の走りを楽しむ事が出来るようになりました・・・・。
空冷ポルシェはボディが丈夫な為、修理を行えば長く長くに乗れる車です。
しかもパーツは未だに揃います。
皆様も是非一度、空冷ポルシェに乗って頂ければと思います・・・・。
それでは・・・、また。
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