ウエストゲートを交換!!!!!

最終更新日2011/10/04
ZOOM
いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

10月に入りようやく秋らしい日々になってまいりましたが、

如何お過ごしでしょうか。

秋はまさに、走りのシーズンでございます。

熱い走りを、適度に冷ましてくれる気温。

雨も少なく、湿度も低い為車のコンディションにも好影響。

そして空気が澄んでおり見通しが良い為、気分が向上します。

秋はいい条件がいくつも揃っております。

車好きには熱い季節なのです。

そんな事で、今回は熱い繋がりではないですけどウエストゲートのお話を

させて頂きます。
ZOOM
ちなみに、私も知らなかったのですがウエストゲートって

呼び方はどうも間違いらしく、「無駄」を意味するウェイストが

正しいようです。

「西門」ウエストゲートはサーキットの入口のようです。

しかし、一般的にウエストゲートと呼んでいる方が多いので

今回は、ウエスト「西」で行きます。
ZOOM
ウエストゲートバルブとは、

ターボチャージャーによる過給エンジンにおいて、

タービンを回す排気ガスの一部を分流させることにより

タービンへの流入量を調節するバルブ機構のことです。

これによりターボチャージャー自体の回転数が制御され、

安定した過給圧(ブースト圧)が得られるとともに、

エンジンやターボチャージャー自体を損傷から保護する役目もございます。
ZOOM
ターボエンジンは過給圧が高くなればなるほどパワーが上がるが、

過給圧が高まると空気流入量が増えていくため、

必然的に排気ガスの量や圧力も急激に増えることになり、

そのままでは上限なく過給圧が上がり続けてしまいます。

過給圧が上がりすぎた場合、

ガソリンの供給量が追いつかなくなればエンジンがブローし、

ターボチャージャーの回転が限界以上に達すればタービンブローになると言う

最悪の事態が起こります。

ゆえに、過給圧の増大と共にある一定以上の排気圧力が

ターボチャージャーに掛かった場合、この圧力を排気側へ逃がし、

それ以上の過給を行わないようにしなければなりません。

この排気を逃がすバルブがウエストゲートバルブなのです。
ZOOM
ウエストゲートバルブには、

ターボチャージャー本体にウエストゲート機構を内蔵するタイプと、

ターボチャージャー本体とは別にウエストゲート機構を

独立して設置するタイプの2種類があります。

日本では前者が「アクチュエータ式」、

後者が「ウエストゲート式」と呼ばれております。
ZOOM
アクチュエーター式とウエストゲート式は、

どちらも役割としては同じなのですが、

アクチュエーターはコンパクトなのでターボチャージャーと一体化できること、

ウエストゲートはタービン手前の排気管に配置することになるのですが

アクチュエーター式より排気バイパスの容量を大きくすることができ、

ブースト圧の安定性に優れるのが特徴になります。

これらの特性により、アクチュエーター式は純正や小さめのタービン、

ウエストゲートはチューニングパーツや

ビッグタービンで使うことが多くなります。

アクチュエーター式はローコスト、

ウエストゲート式はハイコストとも言えるでしょう。
ZOOM
そんな、ハイコストで通常純正ではあまり採用されない、

ウエストゲート式をポルシェの空冷ターボは標準採用しております。

それは、空冷ポルシェがパワーを追及する為ビックタービンを採用し

ブースト圧を安定的に制御する為に必然的なものでした。

コストが掛かるなどとは言ってられなかったのです。

それは、常に一番を目指すポルシェの意地だったのでしょう。

そんなこんなで今回のお話はお終い・・・・・・・・、

と思ったのですが、忘れてました。

ブログタイトルにあります、ウエストゲートを交換!!!!の事を!!!

これは、次回のご案内と言う事であしからず・・・・・・。

それでは!!!!!