|
|
いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧頂き
誠にありがとうございます。
6月も近づき、雨模様の日も多くなり
出掛けるのも億劫になってしまいがちですが如何お過ごしでしょうか。
そんな中、今日も工場に1台の964が入庫いたしました。
走行中にエンジンルームより焦げた臭いがするとの事。
早速、エンジンルームを覗いて見ます。
そして、原因は案外早く見つかりました。
スルーボルトよりエンジンオイルが漏れておりました。
ここの漏れを修理する為には、エンジンを下ろさなければなりません。
|
|
|
|
|
早速、エンジンを下ろしオイル漏れ修理を行います。
空冷エンジンは、エンジンを下ろすのは難しくありません。
折角、エンジンを下ろしましたので他に何か不具合が無いか確認します。
|
|
|
|
|
他にも、スルーボルトの所より漏れもしくは滲みが確認できましたので
この箇所も修理を行います。
エンジンそのものは、非常に丈夫ですがやはりオイル漏れは
起きてしまいます。
オイル漏れが起きたからと言っても、直ぐに走れなくなる
訳では無いのですが、修理が行えるのであれば早めに対処して
おきたいものです。
|
|
|
|
|
スルーボルトのオイル漏れを修理する為に、エンジンを分解していきます。
ある所まで分解しますと、スルーボルトを抜き取る事が出来ます。
空冷エンジンは、スルーボルトやスタッドボルト等でエンジンが組付け
られており、それらが折れたりしてしまいますとオイル漏れや
圧縮漏れ等を起こし、場合によっては走行性能に影響が出てしまいます。
|
|
|
|
|
抜いたスルーボルトにはOリングが付いており、これによって
エンジンオイルを遮断し漏れないようになっております。
しかし、熱や月日が経つことによる経年劣化でOリングが
エンジンオイルを遮断することが出来なくなり漏れてきてしまいます。
|
|
|
|
|
オイル漏れを直す為に、スルーボルトに付いているOリングを
交換していきます。
交換が終わりましたら、エンジンを組み付けていきます。
オイル漏れも無くなり、先ずは馴らし運転から始め
また楽しくドライブに出かける事が出来るようになります。
何か気になる事がありましたら、お早目の点検をお勧め致します。
それでは、また。
|
|
|