|
|
いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧頂き
誠にありがとうございます。
3月に入り、大分暖かくなり桜も満開にと思ったら
生憎の雨模様ですが如何お過ごしでしょうか。
そんな、気候が安定しない中、年代物の国産車を動かすべく
1台整備を行っております。
車は、走る、曲がる、止まるは非常に重要で基本です。
しかし、この車輌はまずブレーキが利きません。
この車輌は、4輪ともドラムブレーキなのですが、
このブレーキを作動させるための、ドラムシューを押し出す
ピストンが、錆と経年劣化により錆付き固着し
動かなくなっております。
|
|
|
|
|
ドラムブレーキのピストンを外し、状態を確認します。
外側の錆も凄いですが、内部に至ってはこれでどうやって
ピストンが動くことが出来るのかという状態です。
これでは、ブレーキを作動させることは出来ません。
|
|
|
|
|
他のものも取り外して見ます。
ピストンを見てみますが、密閉性を保つための
ゴムの部分も劣化しており、これを再利用するのは
難しいと思われますので、こちらは新たにパーツの
手配を行います。
|
|
|
|
|
シリンダーの錆を、出来る限り落とします。
錆やシリンダーの面が滑らかにならなければ、
折角シリンダーが動くようになっても、
ブレーキフルードが漏れてしまっては安全性に
問題が有りますし、意味がありません。
|
|
|
|
|
シリンダーの錆を落とし、再使用出来ると判断しましたら
新たに取り寄せたピストンを組み付けます。
こうして、無事ブレーキは正常に作動するようになり
これで往年の走りを楽しめる事と思います。
まだ、こちらの車輌の作業は続きます。
引き続き、整備のご案内が出来る事と思います。
それでは、また。
|
|
|