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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧頂きまして
誠にありがとうございます。
最近暖かくなってきたと思いましたら、また寒さが戻って
きまして体調管理も大変ですが、如何お過ごしでしょうか。
今回の写真はMT車には必要なクラッチマスターシリンダーと
レリーズシリンダーになります。
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この写真はクラッチマスターシリンダーになります。
空冷ポルシェようではございません。
この部品はクラッチペダルを踏み込んだ時に発生する
力を油圧に変えるものになります。
シリンダー内のピストンにゴムにゴムのシールが
組み込まれており、注射器と同じ原理で
シリンダ内のクラッチフルードを押し出します。
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このクラッチマスターシリンダーは、他の物と違い
シリンダーとリサーバタンクが一緒になっている
タイプになり珍しいです。
リサーバタンクのキャップがここに付いているように
ペダルによって押し出されたブレーキフルードも
上から出る様になっております。
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この写真はクラッチマスターシリンダーの
プッシュロッド側になります。
本来はこの先に、クラッチペダルが取り付けられ
クラッチペダルを踏む毎にシリンダー内の
クラッチフルードを押し出します。
構造は非常にシンプルです。
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これはクラッチマスターシリンダーの
クラッチペダルを付けますプッシュロッドの受け側
になります。
この部品が取り付けられておりました車は、
しばらくクラッチペダルを踏む時に何か引っかかりの
ある様な違和感を覚え、その後クラッチが繋がらなく
なった為、交換した部品になります。
この受け側の穴も、本来は丸く開いていなければ
なりませんが、徐々に力が掛かっていったのか
楕円の様に横に円が広がってしまっています。
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こちらの写真は、プッシュロッドとクラッチペダルを
取り付けますピンになります。
こちらも良く見て頂きますと、ピンに段差が出来て
しまっております。
クラッチペダルを踏む毎に、受け側と触れ力が掛かり
摩耗してしまったものと思います。
本来は段差が無く、平らなピンになりますので
この状態でクラッチペダルを踏みますと、
何か違和感を感じてしまうかも知れません。
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こちらの写真は、レリーズシリンダーになります。
この部品は、ミッション側に取り付けられおり
本来であれば、左側のゴムカバーの穴より
プッシュロッドが出ておりレリーズフォークを
テコの原理で押し出しクラッチを切ります。
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これはレリーズシリンダーのゴムカバーになります。
この中心の穴よりプッシュロッドが出ており
ミッション側のレリーズフォーク押し
クラッチを切ります。
レリーズシリンダーは非常にシンプルな構造です。
油圧がかかれば、プッシュロッドが押し出され
油圧が無くなれば、シリンダー内の
リターンスプリングによって、プッシュロッドを
引き戻します。
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前の写真のゴムカバーを取り外して見ました。
中のプッシュロッドを押し出す、ピストンが
見事なまでに汚れております。
実際に確認しました所、油圧が掛かっていなくても
ピストンを押し出したままになっており
リターンスプリングによってプッシュロッドを
引き戻せなくなっており、クラッチを切ったままの
状態にしておりました。
これでは、いくらギアを入れても前進も後退も
しません。
リターンスプリング自体に何か異常が起きたのか
汚れなどでピストンが固着してしまい動かなく
なってしまったのかは、定かではありませんが
この様な状態になりますと、部品の交換しか
出来なくなってしまいます。
交換後は、快調に走っております。
定期的な点検をお勧め致します。
それでは、また。
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