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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part81】

最終更新日2019/02/19
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

まだまだ寒い日も続き、そろそろ花粉も飛んで来ている

様ですが如何、お過ごしでしょうか。

寒くても、天気がいい日はついドライブに出かけたく

なってしまいます。

そんな中、とある993がドアガラスが落ちたとの

連絡がありました。

空冷ポルシェでドアガラスが落ちるのは、珍しいので

何かの間違いではないかと思いましたが、

まずは車の確認をさせて頂くことになりました。
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車を確認しますと、窓が開いておりパワーウィンドウ

スイッチを触るとモーターの動いている音は聞こえますが、

窓は上がって来ません。

モーターの作動音が聞こえると言う事は、スイッチや

モーターまでには電気が伝わっていると言う事になります。

こうなりますと、ドアの中を見てみなくてはなりませんので

内装パーツの取り外しを行います。
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ドアポケット等、大きな物から順々に取り外して

行きますと内装パーツの取り外しは、そんなに

難しくは有りません。

只、勢いで強引に外そうとしますと、爪やビスを

折ってしまったりしますので、慎重さは大切です。
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どの様に固定されているか、分からなくても

見えにくい所も探せば、ネジ止めの箇所等は必ずあります。

ネジ等は無くさない様に、気を付けます。

最後は元に戻しますので、使われている部品の場所も

覚えておく必要があります。



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ドアの内張りを全て取り外しました。

薄い黄色のビニールがドアに貼られているのは、

室内に雨水が浸入する事を防ぐ為に有りますので

窓ガラスを見る為に、綺麗に剥がします。

水の侵入を防ぐのが、ビニールというのはシンプルで

効果的なのでしょう。
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ようやく、ドア内部の窓ガラスが見れる様になりましたので

確認してみます。

確かに窓ガラスは落ちておりました。

しかも、ドア内部は雨水が入りますのでガラスを支える

金属フレームもかなり錆びております。

そして窓ガラスを、持ち上げてみた時

ガラスを支えるフレームと、レギュレーターのガイドレールが

固定されておらず、動く事に気が付きました。

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本来、フレームとガイドレールは溶接等で固定されて

無ければなりません。

しかし、錆が酷くなり固定されている部分が剥離して

外れてしまった様です。

レールにも錆が有りますので、そこでガラスを上下させる

際に引っ掛かってフレームとガイドレールが完全に外れ

ガラスが落ちてしまいました。

今回は、急な出来事でしたので落ちていたガラスを持ち上げ

フレームをガイドレール上に載せ、ガラスは落ちなく

なりましたが後日、対策は必要になります。

皆様も、何かいつもと違う事に気づかれましたら

お早目の対応をお勧め致します。

それでは、また。