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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!!Part75】

最終更新日2018/09/09
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

まだまだ残暑が厳しく、暑い日が続きますが如何

お過ごしでしょうか。

今年の夏は、とにかく暑いという感じです。

そんな中、やはり車にもこの暑さは少なからず影響が

有るものです。

今回の写真は、993用のタペットカバーになります。
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この写真は、タペットカバーの裏側になります。

縁に、ゴム製のガスケットを挟み込んで外にオイルが

漏れないようにしております。

タペットカバー自体は、樹脂製になります。

銀色の丸いものは、タペットカバーを固定する時に

ネジで止めますが、樹脂カバーにそのまま締めますと

負担が掛かるのでアルミ製のブッシュになります。
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タペットカバーよりガスケットを取り外してみました。

溝の形に整えられ、ブッシュの所も綺麗に囲みオイルの

漏れを防ぐ構造になっております。

キッチリと溝に入りますので、安心です。
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ガスケットの写真です。

意外と厚みが有り、シッカリとしており

ゴムも一枚物では無く、間に何かを噛ませて多層構造に

なっております。

メーカー側も、オイル漏れが起こらない様に対策を

施しております。
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ブッシュの部分の写真になります。

樹脂製のカバーにアルミ製のブッシュを打込んであります。

これは、あくまでタペットカバーをしっかりと固定する為の

補強材でこれでオイル漏れを防いでいる訳ではありません。

あくまで、オイル漏れを防ぐのはゴムガスケットになります。
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ブッシュを抜いて見ました。

ネジの締め付けに対応するための物なので、

タペットカバーとは特に、接着剤等で固定されている訳では

無いので、結構簡単に抜けます。
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抜いたブッシュの写真です。

特に複雑な形はしていないと思います。

この形では、オイル漏れをこのブッシュで防ぐことは

出来ないと思います。
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タペットカバー側のブッシュの差し込み口になります。

こちらも特に複雑な形はしておらず極めてシンプルです。

ブッシュはあくまで、タペットカバーをしかっり固定する

補強材の一つです。
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タペットカバーにブッシュをはめてみます。

抜くのも簡単なので、はめるのも簡単です。

993モデルから、タペットカバーが金属製から樹脂製に

変わりました。

軽量化という意味もあるでしょうし、993以前のモデルは

定期的にタペット調整が必要で、その度にタペットカバーを

外さななければいけません。

993から油圧タペット調整機能が付きましたので、

一応タペットカバーを外す必要は無いと判断したのでしょうか

樹脂でカバーを作っておりますが、やはりガスケットは

経年劣化しますし、カバーが樹脂製なので長時間マフラー等の

高温に晒されますと、歪んでしまう事もあります。

そうしますと、もうオイル漏れは止める事が出来ません。

交換するしかありません。
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最後の写真は、964モデルのタペットカバーです。

これは、マグネシウムで出来ております。

マグネシウムも軽量で良いのですが、時間が経つと

欠けたりする等、経年劣化が目立ってきてしまいますので

新しく964用のタペットカバーを頼みますと

アルミニウム製の物になっております。

それでは、また。