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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
最近、暖かくなったと思ったらまた寒くなり
そしてまた暖かくなるという、春が近づいて来ているのか
よく分からない日が続いておりますが、
如何お過ごしでしょうか。
体調管理にはくれぐれもお気をつけて頂ければと思います。
そんな中、工場にも1台のポルシェがやってまいりました。
何でも日によってアイドリングが安定しないとの事。
走らせれば何の問題も無く走るようです。
早速、原因を調べるべくまずは吸気周りからと・・・、
スロットルバルブを覗くとそこにはスラッジやら
埃やらがバルブ表面にビッシリと付着しておりました。
写真は試しにウェスで汚れた表面を拭いて見ましたが、
ご覧の通り本来のバルブの色とは全然違います。
これでは、アイドリング時の殆どバルブを開いていない状態
では、本来の隙間とは汚れによって変わってしまうため、
安定はしません。
早速、ここは清掃を行います。
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折角、お車をお預かりしましたので他の箇所も見てみます。
このお車は、トランスアクスルミッションになりますので
ミッションはリアデフ側にあります。
ミッションケース自体からのオイルの漏れは
ありませんでしたが、ミッションが後ろに在りますと
冷却効率があまり良くありません。
そこで、このお車はフロントにオイルクーラーを付け
冷却しようとしております。
リアからフロントへオイルを運ぶために長いオイルホースが
付いておりますが、そのカシメの部分からオイルが漏れて
おりました。長い時間を掛けてゆっくりと
漏れ出ているのでしょう。
オイルの付着部分は、埃等がつきべた付いております。
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ミッションケース下のパンの部分も見てみます。
全体的に湿っている様な感じになります。
漏れていると言うよりゆっくり時間を掛けて滲んでいる
と言う感じです。
その為か、オイルも汚れてはいますが極端に減っている様な
感じはしません。
それよりもパンの部分の錆方が少し気になります。
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フロントエンジン部分より、若干白煙が出る事が
ありましたので、エンジン周りも調べます。
調べを進めていきますと、
タイミングベルトに行き着きました。
ベルトが若干、黒光りをしております。
プーリーの根元のベアリング部分からオイルが漏れ
それがベルトに付着してしまったようです。
これではベルトの耐久性を大幅に損ねてしまいます。
本来は乾燥した状態で使用するものになります。
オイル漏れの箇所を修理し、ベルトを交換する対応が
必要です。
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写真はサスペンションのアームの部分になりますが、
20年、30年と時間が経っているとしょうがない部分も
あるのですが、下回りの錆等も気になる部分です。
腐食を起こしてボロボロになっていれば、それはもう
交換などの対応しか出来ませんが、この写真の様に
全体的に錆が広がってきているお車の場合、
今後、このお車とどう付き合っていくかによって、
交換、補修などの対応が決まってくるものと思います。
長い年限月を過ごしたお車は、色々な不具合も出てくる事も
あります。
皆様も是非、お車に愛情を注いで頂ければ幸いです。
それでは、また。
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