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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
すっかり寒くなり、毎度週末には雪が降るとか降らないとかの
天気予報でお出かけの段取りもなかなか取れないかも
しれませんが如何お過ごしでしょうか。
この季節になると、空冷ポルシェはなかなか
エンジンが暖まらず苦労しますが、
今回の写真はエンジンルームを覗くとまず目につく
クーリングファンです。
写真には3個のクーリングファンが写っておりますが、
どれも964シリーズに使用されているものになります。
左からRS用、真ん中上はカレラ2・4用、右はターボ用と
なっております。
一見するとあまり違いが無いようなのですが
何処が違うのでしょうか。
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今度は縦に並べて見てみましょう。
左からRS・カレラ・ターボとなります。
RSとカレラは、フィンの大きさも角度・数も一緒になります。
ターボのみ他のよりフィンが小さくなっております。
このクーリングファンは、ファンベルトを
介して回っております。
ターボ車の方が、エンジン発熱量が多いのではと
単純に考えてしまいがちですが、フィンが小さいのには
理由があるのでしょう。
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こちらの写真は、左がRS用、右がカレラ用になります。
マグネシウムで出来ております、ファン自体は品番も同じで
形も同じです。
では何処に違いがあるかと言いますと、それは軸の部分です。
964モデルになってから、ファン用・オルタネーター用の
ベルト2本に分かれてそれぞれを回しております。
2本使うと言う事は、それぞれを違う回転数で回したい為の
措置になります。オルタもファンも軸は同じ部分なので
ベアリングを介して、回転の差が出ても大丈夫な様に
なっております。
一方のRS用は、ベアリングが無く1本のベルトで
ファン・オルタ共に同じ速度で回転させます。
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続きましては、左のカレラと右のターボを比べてみます。
やはりターボの方が、フィンが短くなっております。
センター部には、両方ともベアリングが付いております。
しかし、964シリーズだけでもこんなに
クーリングファンの種類があるのは面白いものです。
これも空冷ポルシェならではの事でしょう。
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クーリングファンの裏側も見てみましょう。
この写真もRSとカレラを並べておりますが、
2つの違いはセンター部のベアリングが有るか無いかの
違いとなっております。
クーリングファンは、マグネシウムで出来ており
非常に軽量です。
しかもファンとハウジングの隙間は殆ど無く、スムーズに
回転しなければなりません。
スムーズに回転させる為には、ファン自体のバランスも
重要になってきます。
裏側には、バランス取りの重要性を伺い知る事が出来ます。
それでは、また。
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