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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
今年も残すところあと僅かとなりました。
師走の言葉通り、道も人も忙しいと思いますが
如何お過ごしでしょうか。
工場の今年最後の仕上げとなりました。
最後の入庫車輌は993カレラでした。
お客様曰く、最近オイルの減りが早いとの事。
早速お車の点検を行います。
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下回りを調べてみますと、早速チェーンカバーからの
オイル漏れを発見しました。
しかしいつもと、漏れ方が違うと言いますか
パッキンやグロメットから漏れているのでは無く
もっと上のほうからオイルが伝って漏れている感じです。
しかもそれが、結構広範囲にオイルが飛んでおります。
今回はただのチェーンカバーからのオイル漏れでは
なさそうです。
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ちょっとこの写真は分かりにくいかもしれませんが、
エンジンを上から見ております。
写真上の物体は、クーリングファンのカバーです。
下の台座の様な物は、本来エアコンコンプレッサーが
乗っかっており点検の為、取り外しました。
そのカバーと台座の隙間に鈍く光る液体が溜まっていると
思います。エンジンオイルです。
そのオイルの溜まっている場所はチェーンカバーと
クランクケースの繋ぎ目のところになります。
何やら嫌な予感がします。
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兎に角、チェーンカバーを開けて見なければ
分からないので早速取り外す作業を行います。
チェーンカバーはマフラー、触媒、その他諸々の補器類に
囲まれておりまずは、それらを取り外さなければなりません。
取り外したと言う事は、また最後に取り付けると言う事です。
チェーンカバーに行き着くまでに、地味な作業が続きます。
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今回は、チェーンカバーのパッキンを交換すれば終わり
と言う訳にはいかないので、通常は取り外す事のない
テンショナーやギヤ等も取り外します。
それにしても、エンジンの極一部のオイル漏れを治すために
取り外さなければならないパーツの多いこと。
簡単にパッと治るものではない事を、目の当たりにしますと
実感します。
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ようやく、オイル漏れを起こしている場所に
たどり着きました。テンショナー等を全て取り外して
おりますので、タイミングチェーンが垂れ下がっております。
タイミングチェーンが出てきている
クランクケース端のパッキン部より今回はオイル漏れを
起こしておりました。
あまり聞かない部分からのオイル漏れです。
念のため、再度周りの状態を確認し
チェーンカバーパッキンやグロメットは交換を行います。
年末・年始に楽しくドライブに出かけるために、
予備整備も怠らず行います。
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最後にタペットカバーパッキン部より
漏れではないのですが、滲みが確認出来ましたので
ここも予備整備と言う事で、パッキンの交換を行います。
993モデルは、タペットカバーが樹脂製の為
熱で歪んでしまいオイルがいきなり漏れてくると言う事も
ありますので、点検の際には是非ここも注意して
見て頂ければと思います。
それでは、また。
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