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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧頂きましてまして、誠にありがとうございます。
最近ようやく冬らしい寒さになってきましたが、
如何お過ごしでしょうか。
年末も近づき、忙しくなっている方も多いと思います。
そんな中、整備工場もフル回転中になります。
今回のお車は、特に気になるところは無いのですが、
正月に車で出かけるので点検をとお預かり致しました。
早速、各部の点検を行います。
右側の各部からは、オイルが滲んだ様な跡やオイル漏れは
確認出来ません。
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真ん中のクランク部、右のヒートエクスチェンジャーにも
オイルの滲み、漏れ等の後は見受けられません。
比較的、高速走行が多い方なので状態は良好です。
また、このお客様は定期的に点検に来て頂いておりますので
事前対処が出来ているのも重要かも知れません。
どんどん点検を行っていきます。
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次は左側を見てみます。
チェーンカバーのグロメット・パッキン部より
若干オイルが滲んできております。
前回の点検時には確認されませんでした。
まだ滲みが始まったばかりですので、今回は様子を見る
と言う事になりました。
今回の点検でエンジン周りで気になる所は
このチェーンカバーの滲みだけでした。
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エンジン周りを離れ、オイルホースを伝い前へ向かいます。
そこには、オイルクーラーがあります。
オイルクーラーも空冷ポルシェにとっては重要なパーツ
になります。
今回はオイルの滲みや漏れは確認出来ませんでした。
しかし、オイルホースとクーラーを繋げるカシメの部分は
以前から随分と錆びており、前回とあまり変化は
無いのですが、今回ここは事前対処と言う事で
交換する運びになりました。
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こちらの写真は、フロント下部のステアリングラック周り
になります。
ステアリングラック部もオイル漏れの起こりやすい部分です。
特に街乗りが多く、ハンドルの据え切りを良く行われる
車輌に起こりやすいです。
この車輌は高速走行がメインなのですが・・・、
左側のステアリングラックブーツより、オイル漏れの症状を
確認する事が出来ました。
どう対処するかを、考えなければなりません。
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上記の写真の対処を考えながら、右側のラック部を
見てみますと、オイルの滲みや漏れは確認出来ませんが
ラックブーツが破れており、中身が見えてしまっております。
これを放置しておく訳にはいきませんので、前の写真の症状も
併せて今回はステアリングラックのオーバーホールを行う事に
なりました。
この様に、定期的に点検を行っている車輌はどの様な状態かが
お客様も私どもも把握出来ておりますので、
今後のメンテナンスの予測もし易くなります。
空冷ポルシェは、最終モデルの生産が終了して
20年近く経っております。
大切なお車の為にも、定期的な点検は非常に重要です。
何処かにお出かけになるご予定を立てると同時に
点検のご予約もお勧め致します。
それでは・・・・、また・・・・・。
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