|
|
いつもプレステージのポルシェ大好きブログを
ご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
関東地方も梅雨が明けた途端、いきなりの猛暑ですが
如何お過ごしでしょうか。
今回も前回に引き続き、1974年911カレラ2.7の
内装についてご案内させて頂きます。
こちらの写真は、メーター周りの物になりますが、
1963年のデビュー当時から、この5連メーターは
配置も変わらず、空冷最後の993モデルまで使われ
続けました。
変わらないという事は、変える必要が無かったという事、
機能的にも完成されていたのだと思います。
この変わらない事が、いつ乗っても安心感を与えてくれます。
この当時から、ステアリンググリップは太いものが
使われており走りを追及しております。
|
|
|
|
|
このシートのデザインも空冷ポルシェを語る上では
外せないものです。
911もデビュー当初からこのシートデザインを
採用していた訳ではありません。
しかし、このデザインになってからは素材などの
変化はあっても、拘りをもって採用し続けております。
これは空冷最後の993モデルのみならず、
最新の水冷991モデルにおいても同じく採用されております。
このシートデザインも完成されたものなのでしょう。
|
|
|
|
|
このヒーターコントロール及びラジオの配置も
空冷モデルでは変わることはありませんでした。
勿論、964モデルからはオートエアコンになったり
しておりますので、ヒーターコントロールパネルの
デザイン、役割は変わっております。
それでも、どの年代の空冷モデルに乗っても同じ位置に
基本的に同じ機能の物があると言うのは、安心です。
機能を突き詰めるドイツ車ならではかもしれません。
|
|
|
|
|
こちらは、後に変わってしまうものになります。
この中には、スピーカーが収まっております。
ラジオ用のスピーカーです。
この時代は、スピーカーはモノラルでした。
ですので、一つです。
しかし、時代が経つとカーオーディオの進歩により
スピーカーがステレオになります。
スピーカーは左右2つになります。
そうなりますと、ダッシュボード真ん中に2つスピーカーを
配置しても意味がありませんので、その後スピーカーは
左右のドアに移りました。
進化するものには柔軟に対応もされております。
|
|
|
|
|
最後の写真は、リアシートになります。
しかし、911を設計する際によくこの小さなボディの中に
4人乗れるスペースを作ったものです。
しかも背もたれ部は、折りたたむ事が出来るように
なっており、荷物の収納も容易にしております。
このデザインも、デビュー当時から最新の水冷モデルまで
変わらず引き継がれております。
今も変わらないという事は、機能的にも有効なものを
初めから備えていたという事になります。
今も、世界中で空冷ポルシェが愛されているのは
その様な理由があるのかもしれません。
それでは、また。
|
|
|