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こちら 空冷エンジン 整備工場 その55

最終更新日2014/07/31
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログを

ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

最近、本当に暑い日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか。

酷暑の中、工場はフル回転です・・・。

今日も1台の車が入庫しております。

空冷ポルシェではございません・・・・。

これもマニアの方が多数いらっしゃいます、

メルセデスベンツ190E 2.5-16バルブという車です・・。

何でもエンジンが掛からなくなってしまったとの事・・。

早速点検を行っております。
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点検を行う為に、邪魔なエアフィルター等は取り外しております。

そこを何気なく見ておりますと・・・、何やら見慣れた物が。

このベンツ190Eは、ポルシェ930・964ターボと同じ

Kジェトロなのですね。

いつも見ているKジェトロより、排気量も気筒数も少ないので

当たり前なのですが、小さい物が収まっております。

そういえば、この時代フォルクスワーゲン等もKジェトロを使用しておりました。

Kジェトロは、80年代ヨーロッパのスタンダードインジェクションだったのです。

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Kジェトロが付いているとなりますと、それ特有の故障・症状が有りますが

今回はどうやらそれでは無いらしく、更に細かく調べていきます。

当たり前の話ですが、4気筒車なので各シリンダーに繋がっております、

配管も4本で見た目がよりシンプルでスマートです。

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Kジェトロが原因ではないとしますと、

他を調べなければなりません。

勿論、点火系統もその一つになります・・。

ディストリュビューターもシングルプラグの4気筒なので、

非常にコンパクトに見えます・・。

こうやって見ますと、この時代のヨーロッパ車はエンジンの型は違えど

補記類はどの車両も基本的に同じものを使用している様に思います。

従いまして、エンジンが掛からない原因が補記類に有るとすれば・・、

案外早く原因究明が出来ると思っていたのですが・・・・。

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なかなかうまくはいかないものです・・・。

今度は、エンジン本体も調べなければなりません。

それにしてもポルシェとベンツ・・・、

会社は違えど見慣れたパーツは良くあります。

補記類を作っている大手はボッシュですが、

合理的なのかその製品が優れているからなのか、

ヨーロッパ車はボッシュ一色です。

これでもかと言わんばかりです・・。

まぁ、パーツを頼む場合は楽で良いのですが。

ABSユニットもその一つです。

今回のエンジンが掛からない原因とは違うようですが。

見慣れたパーツの一つになります。

今回の作業はここまで・・。

エンジンを調べるのは次回へ持ち越しとなります・・。

それでは・・、また・・。