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こちら 空冷エンジン 整備工場 その45

最終更新日2014/03/06
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 いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

最近、また少し寒くなってきた様な気がします・・・・・・。

春はまだ遠いのでしょうか・・・・・・・。

季節に関係なく・・・・、工場はいつもフル稼働です・・・・・・・・・。

そんな中・・・・・・・・、1台の964が工場に入っておりました・・・。

これは、後ろ姿ですがバンパーも外され・・・・・・、

結構大変な状態になっております・・・・・・。

エンジンのオーバーホールでも行うのでしょうか・・・・・・・。
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違いました・・・・・・・・・・・。

エンジンはエンジンでも・・・・、エンジンカバーの交換でした・・・・。

どうやら、お客様がエンジンカバーに錆が浮いているのが

気になるとの事・・・・・・・・。

それをどうにかしたいと・・・・・・・・・。

状態を詳しく調べる為・・・・・・、

エンジンカバーを取り外さなければならない・・・・・・・。

取り外す為には、リアバンパーは邪魔になる・・・・・・・・・。

それで、前の写真の様な状態になっているのでした・・・・・・。
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エンジンカバーを取り外し、改めて見てみますと・・・・・・、

結構錆ている所は・・・・・・、錆ております・・・・・・。

20年経つ車輌です・・・・・・・。

錆の一つや二つあってもおかしくはありません・・・・・・・。

ましてやこれ位で済んでいるのですから・・・・・、

誉めてあげるべきかもしれません・・・・・・・・。

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さて・・・・・、錆対策をどうするかを考えなければなりません・・・・・。

この写真位の錆でしたら、錆を落とし下地を作り再塗装をする

方法も可能だと思います・・・・・・。

しかし、上記2枚の写真の錆は腐って穴こそ開いておりませんが・・・・、

根深く付いております・・・・・・。

これらを再塗装するとなりますと・・・・・・・・・、

かなりの範囲の錆をしっかり落としてから下地を作らなければなりません。

ここを手抜きしてしまいますと・・・・・、再塗装した後でも

またすぐに錆が浮きだしてしまいます・・・・。

この作業は地味ですが・・・・、なかなかコストの掛る事なのです・・・・・。

結局、後々の事を考えた結果・・・・・・・・、

今回は新品のエンジンカバーを交換する事に落ち着きました・・・・・・。
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話は変わりますが・・・・・・、

最後の写真は・・・・・・・・、何だか分かります・・・・?

全体を映していないので、分かりにくいかもしれませんが

リテイニングフレームと言います・・・・・・・。

エアバックの裏側にいます・・・・・・。

いわばホーンスイッチです・・・・・・・・・。

右の袋に入っている物が新品・・・・・・、左が使用中・・・・・・。

左の使用中の丸いボタンみたいなゴムが

捻じれてしまっているのが分かります・・・・・・・・。

これは993モデル様なのですが・・・、

このゴムがヘタリ反発力が無くなりますと、

エアバックの重みに負けて、スイッチが入りホーンが鳴りっぱなしの

状態になる事があります・・・・・・・。

去年の夏は特に多かった様な気がします・・・・・・・・。

ヒューズを抜けば、ホーンは鳴らなくなりますが・・・・・・・、

緊急時にも使えなくなり大変危険です・・・・・・・・。

去年は結構この症状が出る車輌が多く・・・・・、

一時的にパーツが国内から無くなってしまった事もありましたので、

一度でも・・・、勝手にホーンが鳴ったという経験のある方は、

お早めに交換をお勧め致します・・・・・・。

暑くなると・・・・・・、

ゴムが柔らかくなり接触し易くなるのでしょうか・・・・・・・・・?

それでは・・・・・・・、また・・・・・・・・。