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こちら 空冷エンジン 整備工場 その28

最終更新日2013/01/27
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いつもプレステージのポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

先日、降った大雪もようやく溶けた今日この頃ですが

如何お過ごしでしょうか。

プレステージは、雪が降ろうと、槍が降ろうと元気に営業しております。

勿論、整備工場も・・・・・・・、営業中です。

そんな中、1台の964ターボが入庫中です・・・・・・。
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話を聞けば、エンジンがストールして掛らなくなってしまうとの事。

確かにその症状は、確認できました・・・・・・。

確認ができたので、今度は原因を探さなくてはなりません。

点火系・燃料系・コンピューター系と順に調べていきますが

原因の確定には至りません・・・・・・。

何が原因だと検討している時・・・・・・、

ふとインタークーラーに目がいきました・・・・・。

964ターボのインタークーラーは、汎用を考えていたのか

所々にホースを繋ぐ為の、管や穴が開いているのですが、

使われていないところも多く、その部分はキャップがされております。

そんな中のある一か所に目がいきました・・・・・・。
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パッと見た感じでは、キャップをされている感じですが・・・・・・、

鏡で反対部分を覗いてみますと・・・・・・・・、

キャップが千切れて穴が開いてしまっております・・・・・・・。

ゴムで出来ておりますので、経年劣化でしょう・・・・・・・。

964ターボも生産されてから、20年経っております・・・・・・。

シャーシやエンジンは非常に丈夫ですが・・・・・、

その周りのゴム類などは、何もしないで放っておくと

硬くなりますし、ヒビも入るでしょう・・・・・・・。

最悪の場合は割れたり、千切れたりしてしまいます・・・・・・・。

それでは、千切れてしまったキャップは何処に行ってしまったのでしょう?
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ゴソゴソと周りを探ってみますと・・・・・・・、

在りました・・・・。キャップが・・・・・。

運よく拾いやすい所に在り・・・・、ラッキーでした・・・。

たかがキャップでも、変な所に潜り込んでしまったら厄介です・・・・。

拾い上げてみて・・・・・・・、

写真のピントがボケていて見にくいのですが・・・・・・、

もはやキャップの役割を果たしておりません・・・・・・・。

しかし・・・・・、手で持ってみますと・・・・・、

小さなものです・・・・・・・。

これがダメになるだけで、本当にエンジンがストールしてしまう

ものなのでしょうか・・・・・・・。

そんな単純なものなのでしょうか・・・・・・・・。

確かにこのキャップが無いことによって、

余分な空気がインタークーラーの中に出たり入ったりするとは

思いますが・・・・・・。

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本当にこのキャップが原因なのかどうかは、

実際にキャップを閉め直してみれば分かるだろうとの事で・・・・・・・、

写真では少し分かりにくいのですが・・・・・・・、

キャップが破れて無くなっている部分に再度、

キャップを被せてみます・・・・・。

キャップも以前と同じゴムではまた劣化してしまいそうなので、

サイズを測り金属性のキャップを製作してはめ込みます・・・・・・。

これで劣化によっての破損は無くなると思います・・・・・・・。

しかし、実際に走らせて見てエンジンがストールしないか

どうかを試してみなければなりません・・・・・・・・。

緊張の瞬間です・・・・・・・・・。

エンジンを掛け・・・・・・・、

暖気運転中・・・・・・・。ストールせず・・・・・・。

エンジンも暖まりました・・・・・・。ストールせず・・・・・・。

走り出してみます・・・・・・。ストールせず・・・・・・・。

高速道路を走ってみます・・・・。ストールせず・・・・・・。

その他いろいろ・・・・・。ストールせず・・・・・。

考えられるシチュエーションは走ってみましたが、

ストールしません・・・・・・。

こんな小さなキャップ一つでエンジンがストールするとは・・・・・・。

小さなキャップ一つでも重要な役割を果たしているものなのです・・・・。

今回は、キャップ一つで症状が改善されましたが、

20年前のお車です・・・・・・・。

一番は定期的な点検を忘れずに行っていただくのが最善の方法ですが、

お客様との会話の中で、例えば「最近、吹け上がりが悪いんだよね!!」とか

「何かアイドリングが安定しない」等・・・・・・、

何気ない会話の中でも気がつくことや、

アドバイスをさせて頂ける事もございます・・・・・・。

勿論、私どもも日々勉強しなくてはなりません・・・・・・。

皆様の大切なお車を、大切に乗って頂くために・・・・・・・・。

私どもも、何かお役に立てましたら幸いです・・・・・・・。

それでは・・・・・・、また・・・・・・。