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【今だから空冷エンジンでしょう!!!!!! Part13】

最終更新日2011/01/10
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 プレステージ、ポルシェ大好きブログをご覧いただきまして

誠にありがとうございます。

今年も1年よろしくお願いいたします。

近頃凍えるような寒さの中、皆様は如何お過ごしでしょうか?

まぁ、これだけ寒くなれば、空冷エンジンで走るのに車にも人間にも

丁度いいかもしれません。

実際には空冷エンジンは暑さには非常に強いのですが、

それに乗っている人間が暑さに負けるという

パターンが殆どなのですが・・・・・。

そんなこんなで今回を空冷エンジンの良さを知って頂こうと

色々ご紹介させて頂ければと思います。
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 前回、色々な空冷エンジンを使用しているお車の

ご紹介をさせていただいた事がありますが、

今回は車以外で空冷エンジンを使用している物を

ご案内させて頂ければと思います。
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 まずは、有名どころでバイクです。

私はバイクにはそんなに詳しくはございません。

しかしハーレーダビットソンV型ツインやBMWのフラットツイン、

カワサキ・ホンダとパッと思い浮かぶだけでも結構あります。

やはりシンプルで軽く、耐久性にも優れているのでバイクとの

相性はいいのでしょう。

色々な国から様々な仕様が出ております。

種類は一番多いかも知れません。
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 続きまして、エンジン式発電機です。

これはお祭り等に行かれると屋台が出ていて色んな出物があり

何を買おうか迷ってしまう・・・・・、

等色々な思い出はあるでしょうが、

この屋台の明かりを灯しているのがこのエンジン式発電機です。

まさに縁の下の力持ち!!!!

常に安定した力を発揮するのには、

シンプルな空冷エンジンが一番なのです。
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 今度の種類は飛行機になります。

現在の飛行機はプロペラ機でも大半がターボフロップエンジンに

なっておりますが、

車のガソリンエンジンと同じピストンを使用した

空冷エンジンが存在します。

写真の様な星型エンジンや、水平対向の構造をとっております。

飛行機は空を飛ばなければならないので、

出来る限り軽く作らなければなりません。

エンジンの占める割合は大きくシンプルな構造の空冷エンジンは

特に軽飛行機と相性が抜群でした。
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続きまして、軽さとは無縁の重量物になります戦車です。

戦車の場合、使用用途は非常に苛酷で耐久性と信頼性が求められます。

また、出来る限りの付属パーツを減らし、

万が一被弾した時のダメージも減らさなければなりません。

そのような事を、考慮すると空冷は水冷と違いラジエーター等、

水回りの構造が必要なくシンプルにかつ生存率も高くなります。

これは、非常に重要な事です。

そして、そのエンジンはV型10気筒のディーゼルエンジンで

シリンダーブロックは1気筒・1気筒独立しており

分解が容易になっております。

耐久性・信頼性・メンテナンス性これらを揃えているからこそ

空冷エンジンが採用されているのだと思います。

戦車など最前線に赴く車両には一番必要な事なのです。
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 最後にご案内いたしますのは、

ラジコン用のグローエンジンです。

小さいですが、ちゃんとした空冷エンジンです。

空冷は極限まで軽量化するのに最適構造なのです。

小さくても良い仕事を行うのが空冷エンジンの最大の魅力なのです。
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 このように、空冷エンジンは自動車以外にも

様々な用途な仕様で使われており、

その安定した実力は、長年の実績によって証明されております。

そしてこのシンプルな構造は、軽量化を行いやすく

部品点数も減らすことが出来ますので耐久性も向上しますし、

何かあってもパーツ交換・修理が容易です。

また、水冷エンジンの様に水回りがあるわけではないので、

冷却水による腐食の心配も要りません。

過去の空冷エンジンが、今でも稼働しているのは

空冷エンジンのメリットが

最大限生かされた結果とも言えるでしょう。

自動車産業では、新しい空冷エンジンの車を

もう見かけることは無くなってしまいました。

しかし、他の乗り物・産業ではまだまだ新型の空冷エンジンが

活躍しております。

やはり、構造的メリットは捨てられないのです。

自動車産業では騒音規制やエミッション等で空冷エンジンは

それらをクリアするのが難しい為、

メリットがある事を解りつつも次第に生産ラインから

消えて行きました。淋しいものです・・・・

無いものねだりをしても仕方ありません。

今ある空冷エンジンの車を、

そしてポルシェを大切に守って行ければと思います。